バーテンダーになるためには、医師などのように免許が必要であるわけではありません。また、必ずしも資格がいるわけではありません。
バーテンダーになるためには、一般的に大きくわけて2つのルートがあるようです。

  1. 高校等を卒業後、バーテンダーの専門学校や養成スクールに通い、基礎知識を学び飲食店、バーで働く
  2. 学校などに通わず直接現場で働きながら学ぶ

どちらにしても、最初は下積みから始め、実務を通じて知識・経験を学んでいくことになるようです。どこのお店も正社員は実務経験を問われることが多いので、アルバイトから始めることになっていくでしょう。

未経験でも、やる気があれば学歴を問われることもなく、採用してくれるお店もあると思います。もし憧れているお店等、自分自身のイメージがあるのであれば直接お店側にコンタクトを取るのも一つの方法かもしれません。

それでは、スクールではどんなことを教えてくれるのでしょうか。
どのスクールでも、初心者と既にお店で働いたことのある経験者とコースが別れるようです。今回は初心者を中心にします。

まず、基礎:お酒種類の知識、バーテンダーの心得、カクテルについて知識と技術・実技、食品衛生管理等を1ヶ月程度の期間で学ぶことが多いようです。

その後は受講者の習いたい、取得したい事柄をそれぞれオプションとして受講していくのが一般的のようです。スクールによっては、バーで必要な料理教室を開催したり、シガー(葉巻)についての知識、開業についてのコンサルタントも行ってくれるスクールもあるようです。

では、スクールに通う意義とはどこにあるのでしょうか。
前述のとおり、バーテンダーになるのには免許・資格の必要はありません。もちろん未経験でもお店によっては採用される場合もあります。しかし、スクールに通い基礎知識を得て資格も取得すれば、就職先、仕事の幅も広がり、なにより自分自身にとっても自信につながるでしょう。更に、スクールに通えばスクールによってはバーテンダーの世界大会優勝者等を輩出している学校も多々あります。そういった先輩方の技術を目の当たりにあしたり、就職先を紹介してくれたり、人脈が出来たりとサポート体制も活用できます。