バーにお酒を飲みに行った時、カウンターの向こうから注文をとり、お酒を作りおもてなしをしてくれる、そんな店員さんのことをバーテンダーと呼びます。

みなさんも、お酒を飲みに行き、楽しい気分で悪酔いすること無く気持ちよくお店を後にした、そんなご経験が一度ならずともあるかと思います。そんな気持ちでお店を出れるよう、お客に気づかれること無くさり気ないサービスを提供する、そんな接客のプロがバーテンダーという仕事です。

一般的には、バーやパブなどカウンター席のある酒場でアルコールを提供する人物のことを表します。その語源は1830年代アメリカまでさかのぼり、bar(バー・酒場)とtender(お世話する人)を合わせた言葉が定着したのではないかと言われています。また、ヨーロッパ等では、バーマン(barman)の呼び方が一般的のようです。

バーテンダーの主な仕事

  1. お酒を作る
  2. 接客する
  3. お店によっては料理を作る
  4. お酒の仕入れ、仕込み等など

この中でも大きなお仕事は

  1. お酒を作る
  2. 接客する

でしょう。

この2つでそのバーのよしあしが決まると言っても過言ではありません。
「1.お酒を作る」では、第一に「美味しく作る」のは大前提ですが、その数も数十~バーテンダーによっては数百もの種類のお酒を作る技術があります。ということは、その知識もそれだけなくてはなりません。いったんお酒の知識を得るだけでなく、今どんなお酒が流行っているのか、絶えずアンテナをはっておく必要もあるようです。
「2.接客する」初めて来たお客、何度も来ている常連客、年齢それぞれ様々です。しかし、お帰りになる時は共通して気持よくお店を出て行っていただく、そこを任されているのがバーテンダーの接客という仕事です。お客様を見て、話をしたいお客様なのか、雰囲気や音楽を楽しみたいお客様なのかを見極め、感じ取る能力も必要となってきます。接客は大変奥が深く、経験も話術も必要な部分と言えるでしょう。

このような奥深い仕事であるにも関わらず、バーテンダーについて誤解もあるようです。
例えば、「バーテンダーは誰にでもできると思われている」。
学歴については必要条件ではありません。しかし、優秀なバーテンダーであればあるほど非常に勉強家であり、読書家であり、さまざまなお客様の会話に対応するために人並みならぬ知識を持った方が多くいます。